檜扇 |
すでにインスタグラム、ツイッターよりお披露目させて頂いております新作の植物「檜扇 (ひおうぎ)」。
烏扇(からすおうぎ)とも呼ぶそうです。
今年の夏、お花屋さんで偶然目にした時より、この独特な形状に魅せられ
夏から数ヶ月、型紙作りに没頭してきました。
射干玉(ぬばたま)と呼ばれる漆黒の実は一つ一つクレイより仕上げております。
檜扇
奥に写っている枝付きのドライが今回、作品のモデルとなりました檜扇です。
まるでヒノキの板を合わせた扇の様な形をしていることが名前の由来だそうですが、
この複雑な形状を形にする事に最も苦戦いたしました。
今回の新作は檜扇と黒鬼灯をご紹介予定です。
黒鬼灯は昔、自宅にありましたライトスタンドの形状より
ヒントを得て型紙を作りました。
檜扇は黒鬼灯を作るにあたり苦戦した部分を応用した作品でしたので
黒鬼灯が完成していなければ形にすることは難しかったと思います。
どちらも染花のジャンルの中で私が目にしたことの無かった形状に仕上がっております。
お花の基礎を教えて下さった恩師がその作り方を知ったら
常識外れとも思われそうな作り方にビックリされる(もしくは叱られる?笑)かもしれませんが
固定の考えにとらわれず製作をしてきました
自分らしいユニークなプロセスより生まれた作品と思っております。
試行錯誤より生まれました不思議な形の植物たちに
今回はクレイより仕上げた褐色の実と
念願でしたペーパープランツの実を添えた作品をご紹介予定です。
ペーパープランツ(蕾)
褐色に染めた紙と繊維質の素材を仕上がりの雰囲気に分け数種使用しています。
朽ちた色合いが、それぞれの素材に馴染みつつ独特な雰囲気に仕上がっております。
そしてもう一点、長年温めてきましたパーツを使った作品もご紹介予定です。
ご紹介は来週を予定しております。
今しばらく待ちくださいませ。
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すっかりご報告が遅れてしまいましたが、
Vlas Blommeさんにて開催頂きました初めてのワークショップ
無事終了いたしました。
WSは初めてでしたので、とても緊張いたしましたが
スタッフ様に終始サポートを頂き無事終える事ができました。
今回は初めてのWSということもあり特典として
お好きなパーツを使い放題!という形で自由に楽しんで頂きました。
前回アップいたしましたサンプルと比べると
皆さん、かなりボリュームのある仕上がりにまとめていらして、
新鮮な気持ちで拝見させて頂きました。
また、皆さんの前でシルクの実を一から形成する実演もさせて頂き
こちらも少し緊張しましたが、とても楽しい時間をすごさせて頂きました。
WSの画像はブランド様のブログよりお借りしております。
改めましてWSにご参加くださいましたお客様、ありがとうございました。
また、サポートくださいましたVlas Blommeのスタッフ皆様、
今回のWSを企画くださいましたプレスのS様に心よりお礼申し上げます。